腸閉塞の原因

腸閉塞の手術では、沢山のコメントメールを頂き、心配応援してくれた皆さん、
ありがとうございます。
まだ余裕がないので、お返事できないかもしれませんが、ご了承ください。

今日の午前中の、きょうすけです。
退院までには時間がかかると思いますが、水を飲んだり、おうちに帰りたいよ~って言う、
笑顔を見れるまで、きょうすけは回復してきました。

腸閉塞、いきなりの緊急手術、一体何があったのか、
過去にさかのぼって、覚えてることをまとめてみたいと思います。
まさか、手術になるとは思ってなかったので、いつものようにカメラに収めたり、
あちこちにメモしていました。

1/10火曜日

朝、目が冷めてリビングへ行くと、黄色の液が落ちていた。
夜中にももすけ、きょうすけどっちかがもどした？
髭の濡れ具合、よごれから、きょうすけではないだろうか？？？？
おなか空きすぎてはいたか？

いつものように朝ご飯を食べさす。
ご飯食べて1時間たてば、散歩へ行くのがルール。
食後1時間くらい、きょうすけがソファーの上で寝ていたら、嘔吐、朝ごはん全部もどしたので、
変だなと思いながらも、後片付けをし、しばらくして散歩へいく。

散歩は相変わらずの様子で、ワンワンギャンギャン、ウンチも3回、ももすけは1回。
元気そうなんで、そのまま様子を見て、リビングで寝ていたら、また嘔吐でした。

しばらく様子を見て、仕事なんでお留守番。

4時間くらいして戻ってくると、ソファーの上に黄色い液と、
朝ごはんの粒。きょうすけと思われる。

ふーん、嘔吐の回数は多いけど、1時間になんども嘔吐してるわけではないが、
ちょっと元気ないんだなぁ~。

きょうすけの夕飯は無しにするが、ももすけが食べてるときにやってきて、
探すので食欲はあるらしい。

お父ちゃんが帰ってきても、元気がないのかな、クレートでずっと寝てる。
いつもは、おこぼれちょうだいなのに、クレートから出てこない。
お腹空きすぎ？朝から食べてないと、脱水症状起すので、ちょっとだけご飯あげる。

夜中に何かあってはいけないと、リビングの隣の部屋で寝る。
布団を敷いたら、リビングからももすけがやってきて、布団に寝た。
きょうすけはクレートから出てこず、変。

1/11水曜日

目が覚めると、布団には犬が2匹いた。夜中に移動したきょうすけも一緒だった。
元気が出てきたのか？

いや、やはり元気ない、部屋から動かず、歩かず、ずーっと寝てる。
とりあえず、水も飲もうとしないので、ご飯に、ゼリー状の栄養サプリをトッピングし、
少し与えるが、くいつきが悪い。食欲無い？

今朝は嘔吐はしてないけど、様子が変なので病院へ連れて行く。

きょうすけが動かないので、車に乗せて病院へ、心配してるももすけも一緒、
駐車場につくときょうすけが嘔吐してた。
2匹はリードをひっぱり、2匹で病院のドアの前に直行。

心拍数、腸の動き、体温チェック、歯茎の色などみてもらい、症状を説明。
オシッコは出たが、ウンチは昨日でただけで、今日は出てない。
気になるのは1/9にあげた、頂き物の牛革のジャーキーみたいなオヤツ。
10センチくらいあってでかいと思ったので、半分こして2匹で食べた。
普段食べない素材だったので、それが消化できてないのか気になった。

腸が動いてるので、詰まってる感じはなさそう。
普段食べなれていないオヤツ、乾きものだから消化に時間がかかってるかもしれない・・・・・・

先生が今できる治療として、三つ上げてくれた。

1.補ていする　2500円
脱水症状を起しているのを防ぐため、点滴を打つ。
今回は心拍が下っているわけではないから、じっくりと吸収させればいいので、皮膚注射で、コブができる。
アナフィラキーショックの時は、心拍が下っていたので、血管に注射しました。

2.吐き気止めの注射　2500円
嘔吐したい脳の支持を抑える注射。

3.血液検査だったかレントゲン検査だったか忘れました。

話し合って、1.2の皮下補液処置、皮下注射をしました。

嘔吐が1時間になんどもあったり心拍が下ったり、
腸が動いてないともっと違った検査だったと思います。

お会計を待ってるあいだ、きょうすけは元気ない。

午後からは仕事なんで、出かけるまでに急変すれば連絡。
何かあれば、きょうすけをあずかってくれることになりました。

点滴は皮下注射だったので、体にコブのようなのができました。
胸を触るとプヨプヨ点滴が動きます。このときはカメラ目線できたね。

異常がないので、そのまま私は仕事へ行くことに。

ももすけとちがって、きょうすけは仔犬のころから嘔吐しない子だったので、
ちょっと変だなって思いました。
仕事から戻ってくると、リビングのドアの向こうで、きょうすけはお迎えしてくれました。
でも、しんどいのか、直ぐに寝床に戻りました。
そばには嘔吐の後が・・・・・・
気になったので、主治医に電話、もうしばらく様子を見て嘔吐があれば病院に連れていく、
明日は定休日なんで、もし何かあれば別の病院へ、夜中に急変すれば、救急病院へ行くようにと。

お父ちゃんが帰ってきて、きょうすけをソファーにおいて、隣にわたしが座る。
調子わるそうやから、今夜も絶食やね。
きょうすけしんどそーやなぁ～、こんなに丸くなって大人しかったら、耳掃除できるかも。
どれどれと、カンシを用意すると、動かなかったきょうすけがソファーを降り、クレートに逃げた。
なんだ、元気あるのか。

左にきょうすけ右がももすけ。

1/12木曜日

朝起きると布団に嘔吐の後が、食欲もない、おしっこはトイレの上に行き、
ちゃんとしてるがウンチはでない。

まあ、食べてないから出すものもないのだろう。

オシッコをすると、ご褒美のオヤツをもらう場所へ移動するが、食欲なし、オヤツはいらないそうだ。

ももすけの散歩だけ行き、戻ってみるときょうすけは丸くなって寝てる。
大好きなバランスボールを見せても反応せず、寝てばかり。

ももすけも丸くなってるが、こちらはカメラ目線。

主治医は獣医師会に入ってるので、木曜日は休み、別の病院を探しみることに・・・・・・
いつもの病院と違って混んでいる、待っているあいだきょうすけは震えてた。
寒いの？患者が多くて怖いのかな。
医者は体温を測り、口の中をチェック、歯茎の色を見ていたと思う。
食欲がないことを話すと、ニオイのきついフードをきょうすけの目の前に差し出し、
食いつくか様子を見たが、食べなかった。
お腹を触ってもらったけど、痛がらないし何も詰まってないという。

昨日行った病院と、同じように点滴、吐き気止めを打ってもらう。

ちょっと元気になったのか、帰りの車ではクレートから顔を出している。

この日は仕事がなかったので、ほとんど一緒にいたが、注射がきいている間は嘔吐なく、
たまに口の中でもごもごしていて、クレートで寝てばかり。

お父ちゃんにきょうすけの様子について話し、いろいろな書物を読んで、
なんとなく、腸閉塞のような気がすると、わたしの考えをいった。
すると、お父ちゃんもわたしと同じ見解だった。
もしかしたら、明日病院へ行ったら、開腹手術になるかもしれない、いいよねって確認する。

夜中にきょうすけを触っていると、なんとなくお腹に物があるような感触がした。

1/13金曜日

朝方きょうすけの嘔吐、おしっこで何度か起きる、きょうすけの周りには嘔吐のあとがたくさん。
吐き気止めの効果が切れるころ、夜中に嘔吐してるのか、臭い緑色（胆汁）の嘔吐物がいっぱい。

寝る前にきょうすけの周りにバスタオルを敷いたのは、
汚れたバスタオルを医者に見せるつもりだった。

主治医のいるいつもの病院へ、車で向かう。
前日で行った病院のことを話し、腸が動いてるか音を聞いてもらうと、音がしない。
きょうすけのお腹を触ってもらうと、腎臓のそばに何かつかめるものがあると・・・・・・
火曜日に触ったときは何もなかった場所に、プニプニしたものがある、
胃にあったものが金曜日には、腸に移動してきたかもしれないが、
異物によってはレントゲンで写らない場合もある。

一旦きょうすけを預けて、検査してもらうことに。
緊急事態に備え、手術になってもいいよう承諾書にサインして帰る。

お昼ごろに電話をもらうと、レントゲンでガスが溜まってることがわかり、
なんらかの異物があると・・・・・

わたしは仕事があるので、終わってから病院へ電話し、ももすけと病院へ向かう。

病院へつくと受付で、保険に入ってるか聞かれるが、入ってないという。

血液検査の結果を聞くが、腎臓肝臓の数値には異常なし、病的な嘔吐は考えにくい。

正常な犬のレントゲンと、きょうすけのレントゲンを見比べたり、
午前のレントゲンで溜まっていたガスが、午後のレントゲンでも動いていないので、詰まってる可能性あり。
開腹してみないとわからないが、きょうすけの体力のある今夜手術したほうがいいと。

原因は3つ考えられる。
1.腸閉塞　（異物が混入し腸が詰まった）
2.腸重積（腸の中に腸が入る病気）
3.機能的イレウス（何らかのショックで腸が動いていない）

3つの症状について説明を受け、開腹してみないとわからないが、異物だと思っていたのが、
ウンチだって事もある。（便秘が原因で腸閉塞）
感触がプニプニしてるので、腸重積の可能性もあり、
腸重積だと病理検査に出したり、命にかかわる危険があると!!!

腸を切るとき、どう切るかの説明、縫い併せ方によっては腸が細くなってしますうので、
十字に切って縫い合わせれば、細くならない。

麻酔を使って手術をするが、去勢手術と違って、何日も絶食していて、
体力のないときに手術をするので、万が一のことがあると、
その場合は病院に駆けつけてもらうといわれる。

21時から0時の三時間で手術は終わる予定で、緊急事態に備え、
別な病院からも応援の医者が来ることに。

開院してから一年弱だけど、この手術をするのが、
きょうすけ第一号らしく、値段設定もしてないので、料金不明。
命と比べれば、手術代はどうでも良い事なんですが、第一号って？！

手術が無事終わることを祈るしかないけど、万が一を何度も念を押されたので、
不安でした。

家に帰り、お父ちゃんが帰ってくるのを待ち、手術になったことを話しました。
腸重積は、人間の子供にある病気らしく、どこかで聞いた覚えがあるといってました。

腸閉塞についてhttp://www.anicom-page.com/labo/2009/06/post-225.html
腸重積についてhttp://www.anicom-page.com/labo/2010/05/post-312.html

きょうすけの手術が終わるまではドキドキで、お風呂も入らず、服を着たまま、
ダウンもそばにおいていました。
するとお父ちゃんに怒られ、縁起でもないと・・・・・・

いつもどおりにしようと、とりあえずブログで報告し、パジャマに着替え、布団で横になることにしました。
横になっていると12時前に病院から連絡があり、手術が無事終わったことを聞かされました。

開腹し大きな異物を取り除き、結腸の近くにあった小さな異物はウンチになって、
流れ出るようモミモミされ、変色した腸管もあったが、心拍数も下ってきたので早急にお腹をしめたそうです。

長期にわたって異物が詰まり、血行の悪くなった腸管は変色していて、
そこの部分の回復が気になっています。

取り出した異物は、ゴムのようなもので、なんだかわからないので、明日確認にきて欲しいと。

1/14土曜日

きょうすけに会いにいく。

診察台に乗せられ、点滴をしているきょうすけ、元気がない。

取り出した異物を見せてもらうと、ゴムのようなものだった。
一体なんだろう？

変色して汚いのでわからないが、もしかしてと思い当たることがあった。
昨年12月ごろ、ピーピー遊ぶおもちゃが壊れたので処分した。
きょうすけが大好きで、二個持っていたのですが、気付いたら分解されてた。
破片を集めて捨てたけど、組み立てて確認しなかったが、きょうすけが一部を飲み込んでいたらしい。

胃の中に入った破片は、いくつかあったのかもしれないが、大きな異物の中心に穴が開いていたことが、
不幸のはじまりだった。

穴の中から消化された食べ物は腸へ向かい、ウンチとなって排出されていて、
最近まで穴が開いていたから、詰まって胃が膨らんだり苦しくなることがなかったのかもしれない。

穴が開いていなければ、直ぐに詰まって嘔吐して、異物を飲み込んだのに気付いたであろう。

今から思えば、西武ドームのシッポフェスタ、あのときに生協の人におやつをもらい試食したきょうすけ。
その場では口に入れ食べたが、帰宅して丸ごとペッと吐いた。
まずくて吐き出したと思っていた。
お正月のお節も美味しく食べたと思ったら、しいたけと蒟蒻を、吐き出したこともあった。

異物が胃の中にあり、不快感からもどしていたのかも知れない。
嘔吐が続いたり、ガブガブ水を飲んだり、吐き出そうとするしぐさが見られなかったので、
飲み込んでいることに全然気付かなかった。

手術前に採取したおしっこからは、たくさんのキラキラした石が出てきた。

オシッコ我慢していたからなのか、術後のオシッコからは石がなかったそうです。

まだ安心できないこともありますが、順調に行けば、土曜日が退院予定です。

きょうすけのように、おもちゃの誤飲で苦しんだりしないよう、
気をつけてください。

嘔吐がある、ウンチがでない、震えてる、いつもとは違った嘔吐をする時は、
注意してください。